バルーンファイト(ファミリーコンピュータ)

(記事作成・2009/01/05)

  • 発売…任天堂(1985年)
  • 価格…4500円
  • 分類…アクション
  • 二人同時プレイ可能

操作説明

ゲームモードは3種類。

プレイヤーは一旦、空中に移動すると慣性が掛かる。
そのため、あまり勢いをつけて移動すると、急な方向転換に対処出来なくなる。
ブレーキを掛けるには、反対方向のキーを押しながらA(もしくはB)ボタンを連打。

基本ルール(1および2PLAYER GAMEモード)

プレイ画面は1画面固定式。
画面の左右は繋がっており、プレイヤー及び敵は自由に行き来することが出来る。
それぞれのステージ(このゲームでは、「フェイズ」と呼ぶ)で、
2つの風船を背負ったプレイヤーを操作して、同じく風船を背負った敵を水面に落とすのが目的。

ちなみにフェイズ開始直後、敵が熱心に風船を膨らましている間でも
体当たりで蹴り落すことが出来る。

敵の風船を上から体当たりして割れば、風船を失った敵はパラシュートを開いて降下する。
この状態の敵は、下から触れてもプレイヤーの風船が割られることは無い。
さらにその敵のパラシュートを上から潰せば、その敵を倒したことになる。
パラシュートで降下中の敵は、放っておくと地面に着地する。
この状態の敵は全く無力なので、体当たりで倒せる。
水面だった場合は、そのまま沈むか魚に食われる。
着地して倒さなかった敵は、風船を膨らまして再び舞い上がる。
さらに色が変り、スピードが上がる。
逆に敵に上から体当たりされると、自分の風船が割られる。
風船を1つ失うと上昇能力が落ちる。2つの風船を失うとミスとなり、一人減ってしまう。
その他、雷・魚などが邪魔をする。(後述)

ボーナスフェイズ(1および2PLAYER GAMEモード)

3フェイズ毎に、ボーナスフェイズがプレイ出来る。
画面下にある4本の煙突から、20個の風船が次々と舞い上がる。
どこから風船が上がるかはランダム。
ここへ来るまでに風船が1つ失っていた場合、2つに回復する。
二人プレイの場合は、お互いの風船を割って邪魔をする事も出来る。
相手に落とされてもすぐに復帰する。
通常フェイズ同様に画面の左右は繋がっており、自由に行き来することが出来る。
リザルト画面。
ボーナスフェイズによって風船1個のスコアが異なる。
1回目…300点、2回目…500点、3回目以降…700点
20個パーフェクトで割ると、スーパーボーナス10000点。
二人プレイの場合は、二人にそれぞれ10000点入る。
当然、二人プレイの方がパーフェクトを取りやすいが、風船の出現パターンはランダムで、
更に独特の操作感覚もあって、綺麗に10個ずつ風船を割るのは意外と難しい…

バルーントリップ(1人プレイ専用モード)

[GAME C]は「バルーントリップ」。
左から右へスクロールするステージを、ただひたすら先へと進む。
ゲームが始まると、自動的にスコアが10点ずつ加算されていく。
固定されている風船は、割ると300点。
画面右上のRANKは、風船を取った数と時間(スコア)によって数字が下がっていく。 スタート時は50から。
道中に現れる敵は雷と魚。
魚は水面に近づかなければ特に問題無い。
雷は図形を描くように配置されているのもあれば、上下・斜めに動く物がある。
スピードも様々だ。
暫く進んでいると、道中にシャボン玉が現れる。
シャボン玉を割るとスクロールが約5秒間停止する。
同時に動いていた雷も停止する。この隙に風船を割ってスコアを稼ごう。

キャラクター

1プレイヤー側のキャラクター。
青いヘルメットに、赤い風船を2つ背負っている。
敵・別のプレイヤーに、上から接触されると風船を1つ失う。
風船を1つ失うと上昇能力が大幅に落ちるが、ボーナスフェイズ終了後に回復する。
風船を2つ失うか、雷に触れたり魚に食われるとミスになる。

プレイヤーが、別のプレイヤーの風船を割ると1000点入る。

2プレイヤー側のキャラクター。
赤いヘルメットに、青い風船を2つ背負っている。
敵・別のプレイヤーに、上から接触されると風船を1つ失う。
風船を1つ失うと上昇能力が大幅に落ちるが、ボーナスフェイズ終了後に回復する。
風船を2つ失うか、雷に触れたり魚に食われるとミスになる。

プレイヤーが、別のプレイヤーの風船を割ると1000点入る。

敵(弱)
ピンク色の風船を背負った敵。
プレイヤーに向かって移動するが、移動・上昇スピードが遅い。
風船を割るとパラシュートを開いてゆっくり降下する。
着地後、倒さずに放っておくと風船を膨らませて再び上昇するが、
その際に色が変わってスピードが上がる。

風船を割る…500点
パラシュートを破る…1000点
地上で蹴り落す…750点

敵(中)
青い風船を背負った敵。
着地したピンク色の風船の敵を放っておくと、この色に変わる。
移動・上昇スピードが僅かに速い。
風船を割るとパラシュートを開いてゆっくり降下する。
着地後、倒さずに放っておくと風船を膨らませて再び上昇するが、
その際に色が変わってスピードが上がる。

風船を割る…750点
パラシュートを破る…1500点
地上で蹴り落す…1000点

敵(強)
黄色の風船を背負った敵。
着地した青い風船の敵を放っておくと、この色に変わる。
プレイヤーを執拗に追い回し、常にプレイヤーの上空を飛ぼうとする。
移動・上昇スピードがかなり速い。
風船を割るとパラシュートを開いてゆっくり降下する。
着地後、倒さずに放っておくと風船を膨らませて再び上昇するが、色は変わらない。

風船を割る…1000点
パラシュートを破る…2000点
地上で蹴り落とす…1500点

シャボン玉
敵を蹴り落とした後、水面から上昇してくるボーナスキャラクター。
触れると500点。
パラシュート降下中の敵が、魚に食われた場合は出現しない。

「バルーントリップ」にも登場。
右下の水面から現れ、左上へ移動する。
取ると画面のスクロールが一定時間(約5秒間)止まる。
500点。

雷(通常モード)
永久パターン防止キャラクター。
画面内の雲から稲妻と共に発射される。
この敵だけは、画面の左右を突き抜けて行き来する事が無く、
暫く画面内を反射しながら移動するが、水面に入ると消える。
しかし、暫く経つとスピードアップした状態で再び発射される。
触れると感電し、風船2つ持った状態でも即ミスとなってしまう。
序盤のフェイズでも、かなり早い段階で現れる厄介な存在。

ちなみに、画面内での出現数は2つまで。

雷雲
画面内に表示されている雲。 フェイズ開始後、暫く経つと激しく光りながら稲妻を伸ばし、
その先端から雷を発射する。
止める手段は無く、そのフェイズが終了するまで雷を発射する。

ちなみに、雷発射の前触れでもある、雲から伸びる稲妻は
直接触れてもミスにならない。


水中に潜んでいる巨大魚。
パラシュートで降下中の敵を丸呑みにしてしまう。
プレイヤーも水面ギリギリで飛行すると食われてしまう。
(非常に稀だが、風船を付けた敵も食われることがある。)
「バルーントリップ」にも登場。
グルグル(障害物)
鉄アレイのような形をした障害物。
敵・プレイヤーが触れると勢い良く回転する。
回転状態で触れると弾き飛ばされる。
暫くすると回転が止まる。
雷(バルーントリップ)
バルーントリップモード限定の敵。
通常、図形を描くようにいくつも配置されているが、
上下・斜めに移動するのもいる。スピードも様々。
触れると感電して、即終了となる。
風船
通常モードのボーナスフェイズ、及び「バルーントリップ」に出現。
ボーナスフェイズ中は割っても点数が入らない。
終了後に集計される。
(詳細は「ボーナスフェイズ」参照)

バルーントリップの道中に現れる物は固定されている。割ると300点。


テクニック

―独特の操作感覚に慣れよう―
このゲームの特徴でもある、独特の浮遊感覚。これはもう、「慣れろ!!」と言うしか無い。
重要なのは、上昇(AもしくはB)ボタンの押し方。連打すればその分上昇し、勢い良く進むが、
慣性が掛かって方向転換に手間取るようになる。進む方向と反対方向のキーを押しながら
上昇ボタンを連打すると、すぐ止まることが出来る。

―画面左右の切れ目に注意―
画面左右は敵・プレイヤー共に自由に行き来できる。敵に追われていれば、反対側へそのまま逃げられるのだが、
ここでウロウロすると、敵や自分の位置が把握し辛くなる。そのため、以外に凡ミスしてしまう危険な場所だ。

―究極のスコアアップ方(?)―
序盤のステージで、敵を3段階目まで強くさせて風船を割る→地上に着地→復活…
これを、延々と繰り返す。
他のゲームと違って、一匹残した敵は画面から消えないので、雷に注意すればかなりスコアが上がる。

―シャボン玉は取るな!(バルーントリップ)―
バルーントリップの道中に、時折現れるシャボン玉。割ると500点入り、画面のスクロールと動く雷がストップする。
そのスキに画面内にある風船を割ったり、軽くボタンを押しながら小休止出来るのだが、過信は禁物。
動く雷が大量に出る場所でシャボン玉を割ってしまうと、雷の移動方向が把握出来なくなり、
スクロールが再開した時に逃げ場を失ってしまう。


戯言

このゲームも「マリオブラザーズ」「アイスクライマー」等と共に、我々兄弟を長く楽しませてくれたゲームです。
ただ、「マリオ」と違ってあんまり2人で先の面に進んだことが無いです。
相手を助けようと思って接近しすぎて風船割っちゃって、結局、殺し合いに…
まぁ、これは他の2人プレイゲームでも、やらかしていましたがw

今、小学生の姪と一緒にやっても独特の操作感に付いていけないようで、
すぐに「もう、や〜めた!!」と投げてしまいます…


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